多重債務になる原因とは?借金が1社から5社へ増えてしまう理由を解説!

多重債務解決ガイド

こんにちは、「多重債務解決ガイド」のブログを執筆している司法書士の久我山左近です。

「最初は1社から少し借りただけだったのに、気がついたら5社から借りていた……」
「毎月きちんと返済しているのに、なぜ借金が増えてしまうの?」
「どうして多重債務になってしまうの?」

複数の消費者金融やカードローンなどから借入れをしている「多重債務」の状態になった人も、最初から何社もの金融会社から借りようと思っていたとは限りません。

最初は「給料日まで3万円だけ」「急な出費で10万円必要になった」といった理由で、1社から借りただけだったというケースもあります。
ところが、その借金の返済によって生活費が不足し、別の会社から借りるようになると、1社→2社→3社→4社→5社と借入先が増えていくことがあります。

では、なぜ借金は1社から5社へ増えてしまうのでしょうか?

今回は、多重債務になる原因と借入先が増えてしまう仕組みについて司法書士の久我山左近が詳しく解説します。

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目次

なぜ多重債務になってしまうのか?解説します。

多重債務解決ガイド
「借金減額のページをちょっと見てみる!」
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多重債務とは、一般的に複数の金融会社などから借金を抱え、返済が難しくなっている状態をいいます。

たとえば、

・消費者金融A社
・消費者金融B社
・銀行カードローン
・クレジットカードのキャッシング
・クレジットカードのリボ払い

など、複数の借入れを同時に抱えているケースです。

注意したいのは、「○社以上なら必ず多重債務」という明確な線引きだけで問題の深刻さを判断できるわけではないという点です。

2社からの借入れでも返済のために新たな借金をしていれば危険な状態ですし、複数の借入れがあっても収入に十分な余裕があり、計画的に返済できている場合もあります。

重要なのは借入先の数だけではなく、「自分の収入だけで返済と生活を維持できているか」という点です。

なぜ借金は1社から5社へ増えてしまうのか?

多重債務になる流れを具体的に見てみましょう。

たとえば手取り18万円の人が、急な出費によってA社から20万円を借りたとします。
この時点では、「20万円くらいなら毎月返せば大丈夫」と思っているかもしれません。
しかし翌月から借金の返済が始まります。今まで18万円を生活費として使っていたところから、毎月1万円、2万円と返済しなければならなくなります。
つまり、生活に使えるお金が減ります。ここから多重債務への悪循環が始まることがあります。

【1社目】生活費不足や急な出費から借金が始まる

最初の借金の理由は人によってさまざまです。

たとえば、

・給料日前に生活費が足りなくなった
・家賃の支払いが厳しかった
・家電が故障した
・冠婚葬祭が重なった
・引っ越し費用が必要になった
・クレジットカードの支払いが足りなかった

などです。

ここで重要なのは、一時的な出費なのか、それとも毎月の収入だけでは生活費をまかなえない状態なのかという違いです。

一時的な出費なら、その後の収入で返済できる可能性があります。
しかし、もともと毎月2万円の赤字だった人が20万円を借りても、家計そのものが改善したわけではありません。
借金によって一時的に赤字を埋めただけです。そのため、翌月もお金が足りなくなる可能性があります。

【2社目】1社目の返済で生活費が足りなくなる

A社から借金すると、翌月から返済が始まります。

仮に毎月2万円返済するとしましょう。

それまで給料をほぼ使い切って生活していた人にとって、新たに2万円の返済が加わることは大きな負担です。
すると、「今月は生活費が2万円足りない」という状態になります。

そこでA社から再び借りられれば追加で借ります。
しかし、A社の利用限度額まで借りている場合には追加借入れができません。
そこで、「B社から少しだけ借りよう」となります。これが2社目の借入れにつながります。

【3社目】返済するために借金するようになる

2社から借金すると、翌月からはA社だけでなくB社への返済も必要になります。

たとえば、

A社への返済 1万5,000円
B社への返済 1万円

なら、毎月2万5,000円が借金返済に消えます。

生活費に余裕がなければ、さらに家計は苦しくなります。
そして給料日前になると、「A社の返済日なのにお金がない」という状況が起こります。
そこでC社から3万円を借り、そのお金でA社への返済と生活費を支払う。

ここまで来ると、「生活費のために借りる」から「借金を返済するために借りる」という状態に変わっています。
いわゆる自転車操業です。

【4社目・5社目】返済日が次々とやってくる

3社から借りるようになると、さらに問題が複雑になります。

たとえば、

5日 A社返済
10日 B社返済
15日 C社返済
27日 クレジットカード支払い

など、月に何度も返済日がやってきます。

「今月はいくら返済しなければならないのか分からない」「給料が入っても、ほとんど返済でなくなる」という状態になることもあります。そこでD社、さらにE社から借りて返済をつなぐようになると、1社→2社→3社→4社→5社 と
多重債務が進んでいきます。

借入先が増えるほど毎月の返済負担が増え、その返済のためにさらに借金が必要になるという悪循環です。

多重債務になる原因①毎月の家計が赤字

多重債務になる大きな原因の一つが、収入より支出が多いことです。

たとえば手取り18万円なのに毎月20万円使っていれば、毎月2万円不足します。
最初に20万円借りれば、10か月程度は不足分を補えるように見えるかもしれません。
しかし、実際には借金の返済と利息も加わります。
つまり、借金によって家計の赤字が解決するどころか、毎月の支出はさらに増えてしまうのです。

借金は収入ではありません。
毎月の生活費不足を借金で補い続ければ、いずれ借入残高が増えていきます。

多重債務になる原因②返済のために借金する

特に危険なのが、「A社の返済をするためにB社から借りる」という状態です。

たとえばA社への返済が2万円必要なのに、手元に5,000円しかなければ、B社から1万5,000円借りて返済します。

その月のA社への返済はできるため、一時的には問題が解決したように見えます。
しかし、借金そのものがなくなったわけではありません。
A社への借金の一部をB社へ移しただけです。
さらに翌月からB社への返済も始まります。

返済のための借金を繰り返している場合は、借金問題が深刻化しているサインと考えたほうがよいでしょう。

多重債務になる原因③「あと少しだけ」を繰り返す

多重債務は、一度に数百万円を借りて始まるとは限りません。

「給料日まで3万円だけ」「今月だけ5万円借りよう」「ボーナスが出たら返そう」という少額の借入れを繰り返した結果、借金が増えていくことがあります。

1回の借入額が少ないため、危機感を持ちにくいのも特徴です。

しかし、

3万円
+5万円
+10万円
+20万円……

と積み重なれば、借金は大きくなります。

さらに利息も発生するため、「思った以上に借金が減らない」という状況になりやすくなります。

多重債務になる原因④返して空いた利用枠をまた使う

カードローンでは、返済によって利用可能額が復活することがあります。

たとえば限度額50万円まで借りたあと、5万円分の元金を返済すれば、その分だけ再び借りられる場合があります。

すると、

返済する
↓
利用枠が空く
↓
再び借りる
↓
また返済する

という状態になりがちです。

本人は「毎月きちんと返済している」と思っていても、借金残高はほとんど減っていないことがあります。

多重債務になる原因⑤借入先を増やすと一時的に楽になる

多重債務が厄介なのは、新しい会社から借りると一時的に家計が楽になることです。

たとえば今月5万円足りないとき、D社から10万円借りられれば、「今月は何とかなった」と安心できます。
しかし、翌月からはD社への返済が追加されます。

つまり、新しい借入れは問題を解決したのではなく、問題を翌月以降へ先送りしただけなのです。
これを繰り返すことで借入先が増えていきます。

5社から合計100万円でも注意が必要

たとえば借金の内訳が、

A社 30万円
B社 25万円
C社 20万円
D社 15万円
E社 10万円

だったとしましょう。

借金総額は100万円です。
しかし、5社それぞれへの返済が必要です。

仮に毎月、

A社 1万円
B社 8,000円
C社 7,000円
D社 5,000円
E社 5,000円

を返済するとすれば、合計3万5,000円です。

手取り15万円なら、返済後に残るのは11万5,000円。
そこから家賃・食費・光熱費・通信費などを支払います。

生活費が足りなければ、再びどこかから借りることになり、多重債務から抜け出すことが難しくなります。

多重債務の危険サインをチェック

借入先の数だけではなく、次のような状態になっていないか確認してみましょう。

・借金を返済するために別の会社から借りている
・毎月返済しているのに借金総額が減らない
・給料の多くが返済でなくなる
・生活費をカードローンで補っている
・返済日を把握できなくなっている
・借入限度額を自分の預金のように感じる
・新しいカードローンを探している
・1社の利用限度額に達すると別の会社へ申し込んでいる

複数当てはまる場合には、単なる一時的な借入れではなく、家計そのものが借金に依存している可能性があります。

1社から5社へ増える前に対策することが重要

多重債務問題では、「まだ延滞していないから大丈夫」とは限りません。

A社への返済資金をB社から借り、B社への返済資金をC社から借りていれば、延滞していなくても自力で返済できているとは言いにくい状態です。

まずは、借入先・借金残高・金利・毎月の返済額をすべて書き出してみましょう。
そして、自分の給料だけで生活費と返済をまかなえているのか確認します。毎月赤字になるのであれば、家計を見直す必要があります。

それでも返済が難しい場合には、任意整理・個人再生・自己破産などの債務整理を検討する方法もあります。
どの方法が適しているかは借金額だけでなく、収入・資産・家族構成・毎月の生活費などによって異なります。

まとめ|多重債務は「返済のための借金」から急速に進みやすい

多重債務になる人の多くが、最初から5社、6社から借金をしようと考えているわけではありません。

最初は、「給料日まで少しだけ」という1社からの借入れだったとしても、

生活費が足りない
↓
1社目から借りる
↓
返済によってさらに生活費が不足する
↓
2社目から借りる
↓
返済のために3社目から借りる
↓
4社、5社と増えていく

という悪循環に陥ることがあります。

特に注意したいのは、借金を返済するために別の会社から借り始めたときです。
この段階では延滞していなくても、実質的には自分の収入だけで返済できていない可能性があります。

多重債務を解決するために重要なのは、「あと何社から借りられるか」を考えることではありません。
新たな借入れをしなくても、現在の収入だけで生活と返済を続けられるかを確認することです。

返済しても借金が減らない、生活費を借金で補っている、返済のために別の会社から借りているという場合には、借入先がさらに増える前に対策を考えましょう。

自力での返済が難しい場合には、司法書士や弁護士などの専門家へ早めに相談し、自分の状況に合った解決方法を検討することが大切です。

ここまでで、今回のブログ「多重債務になる原因とは?借金が1社から5社へ増えてしまう理由を解説!」の解説は以上になります。
このサイト「多重債務解決ガイド」は、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています。
また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるか「借金減額無料診断」も受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

カワウソ竹千代

借金の返済で困ったときは、お気軽に当事務所まで借金減額のご相談をしてくださいね。

久我山左近

それでは、司法書士の久我山左近でした!

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