こんにちは、「多重債務解決ガイド」のブログを執筆している司法書士の久我山左近です。
「消費者金融から3社借りているけど、これってヤバい?」
「借金は何社くらいから多重債務になるの?」
「まだ返済できているから大丈夫?」
複数の消費者金融やカード会社から借入れをしていると、このような不安を感じる方も多いでしょう。
結論からいうと、「○社以上なら必ず危険」という明確な基準はありません。
しかし、借入先が3社以上になってくると返済管理が難しくなり、借金を返すために別の会社から借りる「自転車操業」に陥るリスクも高くなります。
特に、毎月きちんと返済しているにもかかわらず元金がほとんど減っていない場合は注意が必要です。
この記事では、借金は何社くらいから危険なのか、3社以上の多重債務が危険な理由、借金が増えてしまった場合の解決方法について司法書士の久我山左近が詳しく解説します。
お友達登録するだけで借金がいくら減額できるかわかる!借金減額LINE診断!
多重債務で注意が必要な状態を解説します!


借金は何社あるとヤバい?
借入先の数だけで危険度を判断することはできません。
たとえば、3社から合計30万円を借りている人と、1社から300万円を借りている人では状況がまったく違います。
そのため、本来は「借入社数」「借入総額」「収入」「毎月の返済額」などを総合的に考える必要があります。
ただし、借入先が増えるほど返済管理が難しくなるため、3社以上になったら一度借金全体を確認するタイミングと
考えてよいでしょう。
目安としては次のようになります。
| 借入社数 | 状況の目安 | 注意度 |
|---|---|---|
| 1社 | 返済管理は比較的しやすい | 低い |
| 2社 | 借入総額の増加に注意 | やや注意 |
| 3社 | 多重債務化に注意 | 注意 |
| 4~5社 | 返済負担がかなり大きくなりやすい | 危険 |
| 6社以上 | 自力での完済が難しくなっている可能性 | 非常に危険 |
もちろん、これはあくまで一般的な目安です。
「3社だから債務整理が必要」「2社なら問題ない」という意味ではありません。
3社以上から借りている人が注意したい理由
毎月の返済額が大きくなる
借入先が増えると、それぞれの会社に最低返済額を支払わなければなりません。
たとえば、
- A社:毎月15,000円
- B社:毎月10,000円
- C社:毎月10,000円
- D社:毎月10,000円
という状況なら、毎月最低でも45,000円の返済が必要です。
家賃、食費、光熱費、通信費などを支払いながら毎月45,000円を返済するのは、収入によってはかなりの負担になります。さらに、消費者金融やカードローンでは利息も発生するため、返済額のすべてが元金の返済に充てられるわけではありません。
返済しているのに借金が減らなくなる
多重債務で特に怖いのが、「毎月返済しているのに借金が全然減らない」という状態です。
たとえば借金が100万円あり、年18%程度の金利が適用されている場合、単純計算では年間の利息負担が18万円程度になることがあります。毎月きちんと返済していても、その一部は利息に充てられます。
さらに借入れと返済を繰り返していれば、返済する → お金がなくなる → また借りる → 翌月また返済するという状態になり、いつまで経っても元金が減りません。
これが多重債務から抜け出せなくなる大きな原因の一つです。
一番危険なのは「借金を借金で返している状態」
借入社数以上に注意してほしいのが、借金を返済するために別の会社から借りているケースです。
たとえば、
A社の返済日
↓
お金が足りない
↓
B社から3万円借りる
↓
A社へ返済
↓
翌月B社の返済が苦しくなる
↓
C社から借りる
この状態が、いわゆる自転車操業です。
一見すると返済を続けられているため、「まだ延滞していないから大丈夫」と思ってしまうかもしれません。
しかし実際には、自分の収入だけでは返済できていない状態です。
新しい借入れができなくなった瞬間に返済が止まってしまう可能性があります。
4社・5社と借入先が増えるとさらに危険
3社から4社、4社から5社と借入先が増えている場合は、かなり注意が必要です。
特に、「最初は1社だけだった」という方は要注意です。
たとえば、1社50万円 → 2社80万円 → 3社120万円 → 4社150万円 というように借金が増えているなら、
問題は「現在4社あること」だけではありません。
借金そのものが増え続けていることが重要なサインです。
この状態で「もう1社から借りれば今月は乗り切れる」と考えてしまうと、さらに状況が悪化する可能性があります。
年収の3分の1を超えると新しく借りるのが難しくなる
消費者金融など貸金業者からの借入れには、原則として総量規制があります。総量規制では、貸金業者からの借入総額は原則として年収の3分の1までとされています。
たとえば年収300万円なら、貸金業者からの借入れは原則100万円程度が上限となります。
ここで問題になるのが、自転車操業をしているケースです。
新しい会社から借りて返済を続けていた人が総量規制などによって新たな借入れをできなくなると、
「返済に使うお金を借りられない」という状況になります。その結果、延滞につながる可能性があります。
何社あるかより重要な「5つの危険サイン」
借入社数だけでなく、次のような状態になっていないか確認してみましょう。
① 借金を返すために借金している
最も分かりやすい危険サインです。
すでに自分の収入だけで毎月の返済を賄えなくなっています。
② 毎月最低返済額しか払えない
最低返済額だけを払い続けていると、完済まで長期間かかることがあります。
「毎月払っているから大丈夫」ではなく、元金が毎月いくら減っているのか確認しましょう。
③ 利用限度額まで借りている
50万円の利用枠に対して49万円など、限度額ギリギリまで借りている会社が複数ある場合も注意が必要です。
④ 給料日の直後に返済でお金がなくなる
給料が入ってもカードローンや消費者金融への返済でほとんど残らず、生活費を再び借りている場合は、自転車操業に近い状態です。
⑤ 借入総額を正確に把握していない
「たぶん150万円くらい」「何社から借りているか正確に分からない」という状態も危険です。
まずは借入先、残高、金利、毎月の返済額をすべて書き出してみましょう。
3社以上から借金がある場合の解決方法
借金が増えてきたからといって、すぐに自己破産しか方法がないわけではありません。
状況によっていくつかの解決方法があります。
まず借金をすべて把握する
最初に次の4点を整理しましょう。
借入先・借入残高・金利・毎月の返済額
たとえば以下のように一覧にすると分かりやすくなります。
| 借入先 | 残高 | 金利 | 毎月の返済 |
|---|---|---|---|
| A社 | 50万円 | 18% | 15,000円 |
| B社 | 40万円 | 18% | 12,000円 |
| C社 | 30万円 | 18% | 10,000円 |
| 合計 | 120万円 | - | 37,000円 |
こうして数字にすると、現在の状況を客観的に判断しやすくなります。
返済が難しいなら債務整理を検討する
自力での完済が難しい場合には、債務整理という方法があります。
代表的なのは、任意整理・個人再生・自己破産 の3つです。
任意整理
債権者と交渉し、今後発生する利息のカットなどを目指して返済負担を軽減する方法です。
借金そのものを大幅に減額する手続きではありませんが、将来利息をカットできれば、返済した金額が元金の返済に回りやすくなります。
一定の収入があり、3~5年程度で元金を返済できる見込みがある場合などに検討されます。
個人再生
裁判所を利用して借金を大幅に減額し、原則として3年間などで返済していく手続きです。
住宅ローンが残っている自宅を維持しながら債務整理できる可能性があることも特徴です。
自己破産
裁判所に申立てを行い、免責が認められると、税金など一部の債務を除いて借金の支払義務が免除される手続きです。
収入や財産の状況から借金を返済することが困難な場合に検討します。
「何社あるか」より「返済できているか」で判断しよう
借金は、「3社になったらアウト、2社ならセーフ」という単純なものではありません。
1社しか借りていなくても返済できないほどの金額なら問題ですし、複数社から借りていても収入に対して借入額が少なく、計画的に返済できているケースもあります。
重要なのは、「新しく借りなくても、現在の収入だけで完済できるか」という点です。
ここが一つの大きな判断基準になります。
まとめ|3社以上の借金があるなら早めに状況を確認しよう
借入先が3社以上になったからといって、必ず債務整理が必要になるわけではありません。
しかし、3社 → 4社 → 5社 と借入先が増え続けている場合は注意が必要です。
特に、
借金を返すために別の会社から借りている
毎月返済しても元金が減らない
限度額いっぱいまで借りている
給料の大部分が返済でなくなる
新規借入れがないと生活できない
といった状態なら、借入社数に関係なく早めの対応が重要です。
借金問題は、時間が経てば自然に解決するとは限りません。利息によって返済期間が長期化したり、借入先がさらに増えたりする可能性があります。
まずは現在の借入総額と毎月の返済額を正確に把握し、今の収入だけで完済できるのかを確認してみましょう。
自力での返済が難しいと感じた場合には、借入れをさらに増やす前に、司法書士や弁護士などの専門家へ相談して、任意整理・個人再生・自己破産など自分の状況に合った解決方法を検討することが大切です。
ここまでで、今回のブログ「消費者金融から3社以上借りるとどうなる?リスクと解決方法を解説!」の解説は以上になります。
カワウソ竹千代借金の返済で困ったときは、お気軽に当事務所まで借金減額のご相談をしてくださいね。



それでは、司法書士の久我山左近でした!












