こんにちは、「多重債務解決ガイド」のコラムを執筆している司法書士の久我山左近です。
借金の返済が厳しくなり債務整理の手続きでご自身の借金問題を解決した後は、苦しんでいた借金はなくなりますがクレジットカードやローンが利用できなくなるといった不便さを感じることになります。そんな不便さを解消するのがデビットカードになります。
今回のコラムでは、債務整理の手続き後にクレジットカードの代わりになる便利なデビットカードの利用方法について司法書士の久我山左近がわかりやすく解説いたします。
それでは、債務整理後の生活でデビットカードの利用について解説をいたしますので、ぜひ最後までお読みください！
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クレジットカードの代わりになるデビットカードはブラックでも作成可能！
債務整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録されますので、約５年程度の期間はクレジットカードが利用できなくなります。そんなときに便利なのがデビットカードで、債務整理をしてもデビットカードを作成することは可能です。
デビットカードは利用した分を銀行口座から即時に現金が引き落とされますので、現金と同じ感覚で使えますし、クレジットカードのように後から請求されるわけではないので、使いすぎるという心配もいりません。
デビットカードとクレジットカードの比較について
以下がデビットカードとクレジットカードの特徴についての比較表です。
| デビットカード | クレジットカード | |
| 支払いタイミング | 即時に銀行口座から | 後日に後払いで |
| 使える範囲 | 銀行口座の預金残高まで | クレジットカードの限度額まで |
| 作成の審査 | 審査は不要 | 審査が必要 |
| リボ払いは | できない | できる |
| 分割払い | できない | できる |
債務整理でのデビットカードの取り扱いを解説します。
債務整理をしてもデビットカードは作成できるのでしょうか？また債務整理をすると使用しているしたらデビットカードは利用できなくなるのでしょうか？
債務整理をしてもデビットカードは作成できるの？
デビットカードの作成には審査がなく、利用した分は即時に銀行口座から現金が引き落とされます。債務整理をしてもデビットカード付きの銀行口座を開設することは可能です。また、債務整理の手続きは任意整理、個人再生、自己破産といったどの手続きをしてもデビットカードを作成することは可能になります。
債務整理をすると利用中のデビットカードは使えなくなる？
デビットカードは現金の利用と変わりがありませんので、債務整理をしてもデビットカードを利用することは可能です。
原則は債務整理とデビットカードは無関係です。
債務整理をするとクレジットカードは使用できなくなりますし、ブラックリストに登録されている期間は新たにクレジットカードは作成できなくなります。キャッシュレスが普及している現在では、インターネットショッピングでの決済などでクレジットカードが利用できなければ生活で不便なこともあります。
デビットカードは作成する際は審査はありませんので、ブラックリストに登録されている期間での作成することが可能です。またデビットカードは、ご自身の預金口座に現金が残っていない場合は利用することができませんので、クレジットカードのように使いすぎることもありません。
以前は、デビットカードだと利用できないといったケースもありましたが、最近ではかなり解消されていますので、デビットカードをクレジットカードの代わりに利用することで不便を感じることはほとんどなくなりました。
注意！債務整理をすると一部のデビットカードは使えなくなることもあります。
債務整理とデビットカードは原則としては無関係ですが、債務整理前から利用していたデビットカードが債務整理する会社とカード発行会社の関係により利用できなくなることがあります。例を挙げると債務整理する銀行と同じ銀行のデビットカードが使えなくなったケースがあります。しかし、新たにデビットカードを作成することは可能ですので、他の銀行のデビットカードを作るなどの対応で解決できます。
それでは、ここまでで今回のコラムの「債務整理してもクレジットカードの代わりにデビットカードは作れる？」というテーマの解説は以上になります。
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それでは、司法書士の久我山左近でした。
