多重債務の末路とは?借金を放置すると最後はどうなる?

多重債務解決ガイド

こんにちは、「多重債務解決ガイド」のブログを執筆している司法書士の久我山左近です。

「気がついたら借金が何社にも増えてしまった……」
「毎月返済しているのに、借金がほとんど減らない」
「もう返済できないけれど、このまま放置したらどうなるの?」

複数の消費者金融やカードローン、クレジットカードなどから借入れをしている「多重債務」の状態になると、このような不安を感じる方も多いでしょう。

多重債務になったからといって、すぐに財産を差し押さえられたり、自己破産しなければならなくなったりするわけではありません。しかし、返済できない状態をそのまま放置するのは危険です。
滞納が長期化すれば、督促、一括請求、裁判、そして最終的には給与や預貯金などの差押えに発展する可能性があります。

今回は、多重債務を放置すると最後はどうなってしまうのか、借金問題を解決する方法とあわせて、司法書士の久我山左近が分かりやすく解説します。

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目次

多重債務の本当の怖さは、「借金があること」そのものではありません。

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多重債務とは?

多重債務とは、複数の金融機関や貸金業者などから借金をして、返済が困難になっている状態をいいます。

たとえば、

  • 消費者金融A社 50万円
  • 消費者金融B社 50万円
  • カードローン 100万円
  • クレジットカードのリボ払い 50万円

という状態なら、合計250万円の債務を抱えていることになります。

問題なのは、借入先が増えるほど毎月の返済日や返済額が増え、さらに利息の負担も大きくなりやすいことです。

その結果、

「給料だけでは今月の返済ができない」

「別のカードローンから借りて返済する」

「翌月はさらに返済額が増える」

という悪循環に陥ることがあります。

これが、いわゆる自転車操業です。

多重債務を放置すると最後はどうなる?

では、借金を返済できないまま放置すると、どのようなことが起こるのでしょうか。

一般的には、次のような段階をたどって問題が深刻になっていきます。

①返済のために借金をするようになる

多重債務で最初に起こりやすいのが、「借金を返すための借金」です。
A社への3万円の返済ができないのでB社から3万円借りる。
翌月はB社への返済も加わるので、今度はC社から借りる。

一時的には返済できているように見えますが、借金そのものが減っているわけではありません。
むしろ利息の負担が増えるため、状況は徐々に悪化していきます。

返済するために新たな借入れが必要になったら、多重債務が危険な段階に入っているサインと考えたほうがよいでしょう。

②クレジットカードやカードローンが利用できなくなる

返済の遅れが続けば、それまで利用できていたクレジットカードやカードローンが利用停止になることがあります。

これまで、「生活費が足りなければカードで払えばいい」「給料日前はカードローンで乗り切ろう」としていた人にとって、カードが使えなくなる影響は小さくありません。

しかし、ここで別の貸金業者を探して借金を増やしてしまうと、さらに状況が悪化する可能性があります。

③電話・SMS・郵便などで督促される

返済期日を過ぎると、債権者から電話やSMS、郵便などで支払いを求められるようになります。

最初のうちは、「入金が確認できていません」といった比較的穏やかな連絡でも、滞納期間が長くなるにつれて督促は深刻になっていきます。
自宅に督促状が届けば、家族に借金を知られてしまう可能性もあります。
「家族にバレたくないから」と郵便物を無視しても、借金問題そのものがなくなるわけではありません。

④残っている借金を一括請求される

長期間滞納するなど契約上の条件に該当すると、「期限の利益」を失い、残っている借金を一括で請求されることがあります。

たとえば残り150万円を毎月3万円ずつ返済していたとしても、期限の利益を失えば、「残額をまとめて支払ってください」と請求される可能性があります。毎月の返済すら難しい状態で、一括返済するのは現実的ではないでしょう。

この段階になると、自力での解決はかなり難しくなってきます。

⑤裁判所から支払督促や訴状が届く

督促を無視し続けていると、債権者が法的手続きを取る場合があります。
代表的なのが、「支払督促」「訴訟」です。

ここで重要なのは、裁判所から届いた書類は絶対に放置しないことです。

「怖いから封筒を開けない」「払えないから無視する」という対応をしていると、債権者の主張どおりの内容で手続きが進み、強制執行につながる可能性があります。

裁判所から書類が届いた段階では、できるだけ早く司法書士や弁護士などの専門家に相談しましょう。

⑥給与や銀行預金などを差し押さえられる

裁判などによって債権者が債務名義を取得すると、最終的には強制執行を申し立てられる可能性があります。
代表的なのが、給与の差押え 銀行預金の差押え です。

特に給与を差し押さえられると、勤務先にも裁判所から通知が届くため、借金問題を勤務先に知られる可能性があります。「誰にも知られずに何とかしたい」と考えていた人ほど、ここまで放置してしまうと選択肢が狭くなります。
だからこそ、差押えになる前の対応が重要なのです。

多重債務の末路は必ず自己破産なの?

「多重債務になったら、最後は自己破産しかないの?」そう思う方もいるでしょう。

しかし、多重債務=自己破産ではありません。

借金問題には、大きく分けて「任意整理」「個人再生」「自己破産」などの解決方法があります。

任意整理

任意整理は、債権者と交渉して、将来利息のカットや返済方法の見直しなどを目指す方法です。
借金の元金を分割で返済できる収入がある人なら、自己破産をしなくても任意整理で解決できる可能性があります。

個人再生

借金額が大きく、任意整理では返済が難しい場合には、個人再生という方法があります。
裁判所を利用して借金を大幅に減額し、原則として減額された借金を3年間(事情によっては5年間)で返済していく手続きです。
一定の条件を満たせば、住宅ローンを支払いながら自宅を残せる可能性があるのも大きな特徴です。

自己破産

収入や財産に対して借金が大きすぎて返済できない場合には、自己破産を検討することになります。
裁判所から免責許可を受ければ、税金など一部の非免責債権を除き、借金の支払義務を免れることができます。
自己破産には財産処分など一定のデメリットがありますが、借金問題を解決して生活を立て直すために法律で認められた制度です。

一番危険なのは借金を放置すること

多重債務になったとき、「もう少し頑張れば返済できる」「来月ボーナスが入れば何とかなる」「別の会社から借りれば今月は乗り切れる」と考えてしまう人は少なくありません。

しかし、借金の返済を借金で補う状態になっているのであれば、問題を先送りしているだけかもしれません。

借金問題は、早い段階で対応するほど選択肢が多くなる傾向があります。

まだ返済能力が十分にある段階なら任意整理で解決できたものが、借金を繰り返して債務額が膨らめば、個人再生や自己破産を検討しなければならなくなることもあります。
さらに裁判や差押えまで進めば、家族や勤務先に借金を知られる可能性も高くなります。

「返済できなくなってから相談する」のではなく、「返済が苦しくなった段階で相談する」ことが重要です。

多重債務でこんな状態なら早めに相談を

次のような状態になっているなら、一度借金全体を整理してみましょう。

  • 借金の返済をするために借金している
  • 借入先が4社、5社と増えている
  • 毎月いくら返済しているのか分からない
  • リボ払いの残高がほとんど減らない
  • 給料の大部分が借金返済で消える
  • 生活費をクレジットカードで補っている
  • 返済日が怖くて銀行口座を確認できない
  • 督促の電話に出られない
  • 裁判所から書類が届いた

一つでも当てはまるからといって、直ちに自己破産が必要というわけではありません。

重要なのは、現在の借金総額・毎月の返済額・収入・生活費を確認し、自力で返済できる状態なのかを判断することです。

まとめ|多重債務の本当の「末路」は放置することで近づく

多重債務になったからといって、その時点ですべてが終わるわけではありません。

問題なのは、多重債務になった後も何も対策をせず、借金を放置してしまうことです。

返済のために新たな借金を繰り返せば、

自転車操業

返済の滞納

督促

一括請求

裁判

給与・預貯金などの差押え

という流れで状況が悪化する可能性があります。

一方で、早めに対応すれば、任意整理や個人再生、自己破産などによって借金問題を解決できる可能性があります。
特に「借金を返すために借金をしている」という状態になったら、すでに家計だけで解決するのが難しくなっているサインかもしれません。

返済できない借金を放置し、問題をさらに大きくしてしまうことです。

「まだ滞納していないから大丈夫」と考えず、返済が苦しいと感じた段階で早めに専門家へ相談し、自分に合った解決方法を検討しましょう。

ここまでで、今回のブログ「多重債務の末路とは?借金を放置すると最後はどうなる?」の解説は以上になります。
このサイト「多重債務解決ガイド」は、いつでも借金のお悩みの無料相談をおこなっています。
また、ご自身の借金の月々の返済がどれぐらい減額できるか「借金減額無料診断」も受け付けていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

カワウソ竹千代

借金の返済で困ったときは、お気軽に当事務所まで借金減額のご相談をしてくださいね。

久我山左近

それでは、司法書士の久我山左近でした!

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